材は黄褐色で極めて緻密。そのため、印材、版木、チェスの駒や将棋の駒、櫛、数珠などに利用される。生産地としては、東京都御蔵島や鹿児島県指宿地方が有名。 将棋の駒以外は代用品が現れて以来、限られた高級品としての用途に限られ、今ではプロの棋戦などに利用される程度となった。勿論、ツゲ材の製品は代用品よりも高価で、駒になれば工芸品の価値もでてくる。 チェスの駒も公式の競技会ではプラスチック製が大半で、ツゲ製は工芸品としての側面が大きい。